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仕事ができる人ほど、実は“返事が早い”
仕事ができる人というと、知識がある、判断が早い、段取りがいい、というイメージがあります。
もちろんそれも大事です。
でも私は、仕事ができる人ほど、実はもっと基本的なところがしっかりしていると感じています。
その一つが、返事が早いことです。
ここでいう返事が早いというのは、何でも即答するという意味ではありません。
完璧な答えをその場で返すことでもありません。
「確認します」「今日はここまでできます」「少し時間をください」といった、相手を待たせない反応が早いということです。
仕事では、返事が遅いだけで流れが止まることがあります。
相手は、「見てもらえたのか」「進めていいのか」「まだ待つべきなのか」が分からない。
そうすると、次の動きが取れなくなります。
返事が遅いというのは、本人が思っている以上に、周りの時間を止めてしまうことがあるのです。
逆に、仕事ができる人は、そのことをよく分かっています。
だから、すぐに全部答えられなくても、まず反応する。
受け取ったことを伝える。
いつ返せるかを伝える。
必要なら早めに相談する。
この積み重ねが、結果として「この人は仕事がしやすい」「安心して任せられる」という信頼につながっていきます。
返事が早い人は、単にせっかちなわけではありません。
相手の時間を大事にしている人だと思います。
自分の仕事だけで完結しているのではなく、仕事は相手との流れの中で進むものだと分かっている。
だから、反応の早さが自然と出るのだと思います。
また、返事が早い人は、頭の中を放置しません。
後で返そう、落ち着いたら見よう、時間ができたら返そう。
そうやってため込んでいくと、確認漏れも起きやすくなりますし、自分の頭の中も散らかっていきます。
仕事ができる人ほど、小さな未処理を溜めすぎない印象があります。
私は、返事の早さには、その人の仕事への姿勢が出ると思っています。
知識や経験が同じくらいでも、返事が早い人のほうが信頼されやすい。
なぜなら、相手は「ちゃんと見てもらえている」「止まっていない」と感じられるからです。
仕事は能力だけでなく、安心感でも進みます。
その安心感をつくっているのが、実はこういう基本的な反応の早さだったりします。
お客様とのやり取りでも、社内のやり取りでも同じです。
返事が遅いと、それだけで不安になります。
内容以前に、「この人は大丈夫かな」と思われてしまうこともある。
逆に、返事が早いと、たとえすぐ解決できなくても、信頼は落ちにくい。
この差は大きいと思います。
もちろん、何でも急げばいいわけではありません。
雑に返すくらいなら、少し考えたほうがいい場面もあります。
でも、返事が早い人は、雑なのではなく、反応が早いのです。
まず受け止める。
まず返す。
そして必要なら丁寧に詰める。
この順番ができている人は、やはり仕事が進めやすいです。
仕事ができる人は、派手なことをしているようでいて、実はこういう基本を大切にしています。
返事が早い。
約束を曖昧にしない。
相手を待たせすぎない。
そういう積み重ねが、結果として“仕事ができる人”に見えている部分も大きいのだと思います。
能力の差は、すぐには真似できないことがあります。
でも、返事の早さは意識次第で変えられます。
だからこそ私は、仕事ができる人を目指すなら、まずは返事の早さを大事にしたほうがいいと思っています。
それだけでも、周りからの見え方も、仕事の流れも、少しずつ変わっていくはずです。
仕事ができる人の強さは特別な才能だけではなく、相手を待たせない基本の積み重ねの中にあるのだと思います。