BLOG ブログ
2026.06.16
社長ブログ
“単純接触効果”を仕事に活かす
人は、まったく知らないものより、何度か見たことがあるものに安心感を持ちやすいものです。
特別に好きになる理由がなくても、接する回数が増えるだけで、親しみや信頼が少しずつ生まれていくことがあります。
これを「単純接触効果」と言います。
仕事の場でも、この感覚はよく起こります。
何度も見かける資料の形式、繰り返し耳にする考え方、いつも目にする言葉は、それだけで受け入れられやすくなります。
内容の良し悪しだけでなく、「見慣れている」ということ自体が安心材料になるのです。
逆に、どれだけ中身が良くても、一度だけ急に伝えたものはなかなか定着しません。
人は正しさだけで動くのではなく、なじみのあるものに安心して動くからです。
だから、社内で考え方や方針を浸透させたいときは、一回で理解させようとしすぎないことが大切です。
表現を少し変えながら、何度も自然に触れる機会をつくるほうが、結果として伝わりやすくなります。
新しいことを広げたいときほど、強く押すより、静かに繰り返すほうが効くことがあります。
人が動きやすくなるのは、納得したときだけでなく、見慣れて安心できたときでもあるからです。