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2026.08.28
社長ブログ
成功例ばかり見ている会社ほど、同じ失敗を繰り返す
仕事では、うまくいった事例を学ぶことは大切です。
ただ、その一方で、成功したものばかりを見ていると、判断が偏ってしまうことがあります。
本当に注意したいのは、目立つ成功の裏で、見えなくなっている失敗のほうかもしれません。
人は、表に出ている成功例を見て、「こうすればうまくいく」と考えやすいものです。
けれど実際には、同じやり方を試してうまくいかなかった多くの例は、目につきにくくなっています。
見えている一部だけを全体だと思ってしまうと、判断は簡単にズレます。
たとえば、うまくいった会社のやり方だけを見て、「この方法が正解だ」と思い込む。
あるいは、結果を出している人の行動だけを真似して、「同じことをすれば同じ成果になる」と考える。
こうした見方は分かりやすい一方で、見えていない失敗例を置き去りにしやすくなります。
会社の判断で大切なのは、成功の共通点を見ることだけではありません。
同じことをして、なぜうまくいかなかった例があるのかまで見ることです。
そこを抜かすと、都合のいい答えだけを拾ってしまいやすくなります。
成功例は参考になりますが、それだけでは現実を見誤ることがあります。
本当に判断の質を上げたいなら、うまくいった話の裏にある、語られない失敗にも目を向ける必要があります。
心理学や行動科学では、うまくいった事例ばかりが目に入り、うまくいかなかった多数の例を見落としてしまう傾向を生存者バイアスと呼びます。
成功例だけを見て判断すると、本当は見えていない失敗の中にある大事な教訓を取りこぼしやすくなります。