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2026.07.31
社長ブログ
最近の失敗ばかり気になる会社は、判断を誤りやすい
仕事では、本来は全体を見て判断しなければいけないのに、なぜか最近起きたことや、強く印象に残った出来事に引っ張られてしまうことがあります。
特に失敗やトラブルの記憶は残りやすく、そのひとつが、その後の判断を大きく左右してしまうことがあります。
人は、頭に思い浮かびやすい情報を、実際以上に重要だと感じやすい傾向があります。
つまり、最近起きたこと、印象が強かったこと、強く記憶に残っていることほど、判断の中で大きくなりやすいのです。
たとえば、一度大きなミスをした人の印象が強く残ると、その後ずっと「またやるかもしれない」と見てしまうことがあります。
反対に、日々の安定した働きぶりや、その後の改善は、印象が薄いために軽く扱われやすくなります。
会社で怖いのは、目立つ出来事が判断基準そのものになってしまうことです。
本当は全体の傾向や事実の積み重ねで見るべきなのに、ひとつの出来事の印象が強すぎると、評価も意思決定も偏っていきます。
印象に残る出来事は大事ですが、印象に残ったからといって、それが全体を表しているとは限りません。
判断を安定させたいなら、思い出しやすさではなく、積み上がった事実を見る視点が必要なのだと思います。
心理学では、思い出しやすい出来事を実際以上に重く見てしまう傾向を利用可能性ヒューリスティックと呼びます。
最近の失敗や強く印象に残った出来事ほど判断に影響しやすく、本来見るべき全体の傾向を見失わせることがあります。