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2026.08.07
社長ブログ
“良いことをした人”ほど油断する。まじめな会社に起こる小さな緩み
人は、まじめにやっている人ほど安心できる、と考えがちです。
もちろんそれ自体は間違いではありませんが、実は「良いことをしたあと」にこそ、少し気が緩みやすくなることがあります。
まじめな人だからこそ起きる、見えにくい落とし穴です。
人は、自分が先に良い行動をしたと感じると、そのあとに少しくらい気を抜いても大丈夫だと思いやすくなることがあります。
しっかりやってきた、ちゃんと守ってきた、貢献してきた。
そうした感覚があるほど、その後の小さな甘さを自分の中で許しやすくなるのです。
これは悪意というより、「これくらいならいいだろう」という気の緩みとして表れます。
いつも安全に気を配っているから、今日は少し省略しても大丈夫。
普段きちんとしているから、この場面だけは例外でも問題ない。
そうした小さな判断が、ルールのほころびを生むことがあります。
職場で本当に気をつけたいのは、最初から雑な人だけではありません。
むしろ、普段しっかりしている人ほど「自分は大丈夫」という感覚を持ちやすく、その安心感が油断につながることがあります。
強い組織は、まじめな人に頼りきる組織ではなく、まじめな人にも緩みが起こる前提で仕組みを整える組織です。
事故やミスを減らすには、人の善意だけでなく、善意のあとに生まれる油断まで見ておくことが大切です。
心理学では、良い行いをしたあとに少し気が緩みやすくなる現象をモラル・ライセンシングと呼びます。
「普段ちゃんとしているから、今回は少しくらい大丈夫だろう」と、自分の中で小さな例外を許しやすくなる心理です。