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超知能AIをつくれば人類は絶滅する?
その電話、本当に社長ですか?
ある日、経理担当者に社長から電話がかかってきます。聞き慣れた声で「急ぎの取引があるから、今日中に振り込んでほしい」。
これはもう作り話ではありません。
2024年に香港で起きた事件では、CFOや同僚に見せかけたディープフェイク映像のビデオ会議に財務担当者が参加させられ、送金を指示されました。映像も音声も偽物で、担当者はまったく疑わなかったといいます。
AIの脅威は、すでに私たちの足元で起きています。では、AIがこのまま賢くなり続けたら、その先には何が待っているのでしょうか。
AIが人間を超えたら何が起きるのか
この問いに真正面から答えたのが、2026年4月に日本語版が出た『超知能AIをつくれば人類は絶滅する』(エリーザー・ユドコウスキー、ネイト・ソアレス著)です。
著者の主張は、人間を超えるAIを一度つくれば、誰が開発したかに関係なく人類は短期間で滅亡する、という衝撃的なものです。
その理由は、今のAIが人間の書いたプログラムではなく、膨大なデータで「育てた」もので、開発者でさえ中身を正確に説明できない点にあります。
そして、そのAIが人間よりはるかに賢くなったら……。
最強の将棋AIと指せば、負けることは確実にわかっても、どの手で負けるかはわかりません。
超知能AIと対立すれば、人類も同じ立場になる、と著者は警告します。
それでもAIは、私たちの頼もしい味方
一方で、AIの進化が私たちの生活や仕事に大きな恩恵をもたらしていることも事実です。
建設や設備の分野では、図面や書類のチェック、カメラ映像による現場の安全監視など、人の目を補う道具として活用が広がっています。
人手不足が続く中、AIは「人の代わり」ではなく「人の力を引き出す相棒」になりつつあります。
冒頭の電話のように、AIは使い方次第で人をだます道具にもなれば、仕事を支える頼もしい相棒にもなります。
私たちニッショーも、AIの恩恵を仕事に活かしながら、現場の安全と同じように「任せきりにしない」姿勢を大切にし、皆さまと一緒にこの変化に向き合っていきます。
