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2026.07.10
社長ブログ
部下を責める前に考えたい。“性格の問題”に見えてしまう勘違い
部下の動きが遅い、返事が雑、会議に遅れる。
そんな場面があると、つい「だらしない」「意識が低い」「気が利かない」と、その人自身の性格や姿勢の問題として見てしまうことがあります。
けれど、そこには思い込みが入り込んでいることがあります。
人は、自分の失敗は状況のせいにしやすい一方で、他人の失敗は性格や能力のせいにしやすい傾向があります。
たとえば自分が遅れたときは「渋滞していた」「予定が重なった」と考えるのに、相手が遅れたときは「時間にルーズだ」と受け取りやすいのです。
職場では、この見方が小さな誤解を大きくします。
本当は業務量が多すぎるのかもしれないし、指示が曖昧だったのかもしれないし、別の優先対応が重なっていたのかもしれません。
それでも、背景を見ないまま人の性質に原因を置くと、判断も対応もズレていきます。
怖いのは、一度そういう印象を持つと、その後の行動までその印象で見てしまいやすいことです。
すると、本来は改善できるはずの問題まで、「この人はこういう人だから」で止まってしまいます。
人を見ることは大事ですが、人だけを見て状況を見なくなると、マネジメントは雑になりやすくなります。
部下を正しく見るためには、性格の前に、まず状況を疑う視点が必要なのだと思います。
心理学では、相手の行動を状況ではなく性格や能力の問題として見てしまいやすい傾向を基本的帰属の誤りと呼びます。
自分の失敗は事情のせいにするのに、他人の失敗は「この人はこういう人だ」と受け取りやすいのが、この心理の特徴です。